今年の秋の公園生け垣の剪定は、不思議なことに側面のみを剪定し、上面は剪定なしでした。このままだと来春の芽吹き以降シュートが伸びて、春の剪定が大変になると思われますが、自然観察には、生き物の生育環境がある程度保全されて、いい加減な剪定はありがたいです。
アラカシの葉陰にオオカマキリの卵鞘がありました。大きさは通常の半分ほど。大急ぎで産んだか、他所で産んだ残り物か。
エノキの葉にヒメクダマキモドキがひっそりと佇んでいます。翅をかなり痛めています。終齢幼虫から脱皮する際に痛めたように見えます。よくここまで生き抜きました。
タナグモの巣の裏側を這い回るクモヒメバチの仲間です。先般ゴミグモに寄生していた幼虫の親かもしれません。クモヒメバチの研究では日本が世界をリードしていて、神戸大学の高須賀圭三氏の著作や論文が面白いです。
アラカシの葉表にはコカマキリがいました。身重の雌のようです。
カマキリの眼はどこから見ても、黒い瞳がこちらを睨んでいて、気味が悪いと言う人もいますが、これは偽瞳孔といって、その部分の複眼の奥が見えているため。でも、不思議ですね。
2024.11.20
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