2019年8月1日木曜日

ジャコウアゲハ(その10):羽化、動画付き

予定どおり、30日に第1号と第3号が羽化しました。これで計4匹。明日31日には第5号と第7号が羽化する予定です。第0号から第14号までの15匹のうち、プラスチックや塗装した手すりなどの人工物で蛹化したものが10匹、自然物の上で蛹化したものが4匹でした。後者の内訳は、葉裏1、桜の枝1、ウマノスズクサの蔓2です。他のアゲハ類を同時期に大量に飼ったことはないので、比較できませんが、昨年末に堤防のガードレールにジャコウアゲハ20数匹が蛹化していたことを考慮に入れると、やはりこの蝶には何か人工物を好む理由があるのかもしれません。

朝5時に目が覚めて気づき撮影した、羽化直前のジャコウアゲハ(第3号)です。全身が黒ずんで、時間と共に蛹の殻と体の間に隙間ができてきます。

側面です。

羽化後約30分で羽が全開しました。飛べるようになるにはまだ数時間必要です。

ほぼ同時に羽化した第1号です。飼育ケースの側面で蛹化したものです。低い位置でしたので、羽化した時に羽を伸ばしきれないと判断したので、あらかじめ摑まるための割り箸を蛹の両側に立てておきました。割り箸には足をかけやすいように、横に刻み目を入れています。

これら2頭は羽化後約3時間で羽ばたくようになりましたので、放蝶しました。

第3号の羽化の様子をメモ代わりに貼付しておきます。セミと異なり、殻を割ってスルスルと体が出てきます。
2019.07.30.撮影
2019.07.30記述




0 件のコメント:

コメントを投稿

クモを操るウジ虫(クモヒメバチ)

公園のゴミグモを観察していると、奇妙なものに気づきました。腹部にウジ虫のような幼虫がいます。どうやらクモの腹部に寄生しているようです。それで調べてみると、クモヒメバチの一種であることがわかりました。繭を作る時期になると、クモの脳を操って、繭を格納する特殊な巣を作らせるそうです。こ...