掲示を見ていて発見がありました。このクラゲたちを「プランクトン」と紹介してあったのです。これまでプランクトンとは、珪藻類などの植物プランクトンやミジンコなどの動物プランクトンなど、微少な生物を指すと思っていただけに、クラゲのような大きな生物までプランクトンと呼ぶことに、若干違和感を覚えましたが、それが分類上では正しいようです。
辞書で調べると、英語の"plankton"は、ギリシア語の planktos に由来し、これは「漂うもの」という意味のようです。したがって、水中に漂うクラゲもプランクトンとして間違いがないのでしょう。
さらにこの planktos の語幹 plazein (cause to wonder) と関わる語に planetes (wonderer) があり、この語が古仏語を経て英語の planet になったそうです。そういえば、日本語でもこれらの星を「遊星」「惑星」と言いますね。クラゲからプランクトンを経て惑星まで、勉強になった一日です。
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触手の細いクラゲは実に繊細で優雅です。こちらはミズクラゲの類。
こちらはエチゼンクラゲの仲間でしょうか。これくらいの大きさになると、「自走」が可能です。これをプランクトンと呼ぶのは、やはり抵抗がありますね。
2019.09.23.撮影
2019.09.23.記述
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