2019年9月26日木曜日

観察記録:桜並木:ウスバカゲロウ?:ホシホウジャクの産卵

夕刻に桜並木を散策しました。いろいろと用事が続いたので久しぶりです。草花がすっかり秋模様になっていて、驚きました。今日の収穫は、スズメウリ、ホシホウジャク、ウスバカゲロウです。

*****

スズメウリは、野生のウリの仲間です。カラスウリよりも小さい実をならすことから、スズメウリの名がつきました。ちょっとグースベリーに似ていますが、熟れると赤くなります。白い縞の入った赤い実はとても可愛らしいです。最近数を減らしていたので、発見できたのは嬉しいです。

 花は5弁花。アリが吸蜜に来ています。

上記の花の拡大です。小さなアリたちにとっては重要な蜜源なのでしょうね。

実が膨らみ始めていました。

かなり膨らんだものもあります。

ツルボの群生がありました。昨年からあったのでしょうが、これには今日になるまで気づきませんでした。

マツカゼソウです。

アレチヌスビトハギ。在来種のヌスビトハギよりも花は大きくてきれいですが、実るといわゆる「ひっつき虫」になり、たちが悪いです。

キツネノマゴ。背の低い雑草ですが、 よく見ると花はなかなか捨てがたい美しさがあります。

トンボかと思ったのですが、どうもウスバカゲロウの仲間のようです。

イチモンジセセリ。

これは今日のスクープ。ホシホウジャクの卵です。花も咲いていないのに草原を飛び回っていると思ったら、産卵行動の最中でした。卵はオオスカシバのものと色も形もよく似ています。

拡大します。

側面です。

ホシホウジャクの食草はヘクソカズラですので、簡単に手に入ります。幼虫を見たことがないので、飼育してみようと思い。家に持ち帰りました。

2019.09.25.撮影
2019.09.25.記述




0 件のコメント:

コメントを投稿

平均棍

カやハエなどの「双翅目(ハエ目)」の昆虫には、前翅の付け根に退化した後翅が見えます。多くは先の丸まった棍棒のような形をしており、「平均棍」と呼ばれます。わかりにくい日本語ですが、英語では balancer というので、こちらの方が機能的に理解しやすいです。飛翔時には、前翅の羽ばた...