2019年9月28日土曜日

観察記録:秋の草花:嵐山から松尾橋まで

しばらくぶりに河川敷の草花を観察すると、すっかり秋が深まっているのを感じます。いくつかご紹介。

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ガガイモの実が十分に実ってきました。先般はアブラムシにたかられていた実も無事なようです。ガガイモの「ガガ」は鏡のこと。この実のサヤがはじけるとサヤの裏側が鏡のように光っていることから付いたとのいわれも。

今年は盛りの遅い彼岸花。咲きそろっています。

ほんの数日間の命です。

こちらはキンエノコロ。午後の光に浮き上がります。

待ちに待ったアカネが満開でした。かつてはこの根から取った染料で、布を染めたとか。あの茜色に染める植物です。

花弁は5枚。

この花のおしべは茶色ですが...

開いたばかりのこの花のおしべは黄色。これが本来の色ですね。

余り注目されませんが、イノコズチの花は結構きれいです。あの小さくてやっかいなひっつき虫。

この枯れ葉を見て大喜びする人は、かなりの虫マニア。アケビコノハの蛹室(繭)です。

池の畔ではマコモが咲いていました。水辺あるいは水中に育つイネ科の植物です。その地下茎は、ガンやコハクチョウなどの冬場の重要な食草です。

黄色いのが雄しべです。

先端からは雌しべがたくさん顔を出していました。雌性先熟の植物のようです。

拡大します。風媒花らしく、花粉を空中で捕らえることのできる形をしています。
2019.09.26.撮影
2019.09.27.記述


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