2019年10月23日水曜日

観察記録:キティちゃん顔のイモムシ:アサギマダラマーキングへの疑問など

Commemorating the enthronement of the new emperor, October 22nd is a national holiday. Public parks and some museums are open free of admission. Kyoto Prefectural Botanical Garden is one of them. Some winter birds have already arrived and insects are busy preparing for the winter. An Asagimadara, Parantica sita, or Chestnut tiger, paid a visit to the flowers and blossoms of the garden.

今日は即位正殿の儀の日ということで、祝日。通常有料の公営施設などは無料開放ということで、植物園に出かけました。気温も上昇して昆虫たちが活動していました。いずれも冬への準備に余念がありません。

*****

アサギマダラがフジバカマに吸蜜していました。 

これはレオノティス・レオヌルスという花。シソ科で、英語名はLion's ear(ライオンの耳)と言うそうです。アサギマダラの羽には、左後翅に大きな亀裂が見えます。この後...

シュウメイギクも試してみて...

結局バクチノキの花に止まりました。

撮った写真を拡大すると亀裂の原因が分かりました。マーキングです。下手くそなマーキングによって羽が大きく傷ついたようです。アサギマダラの渡りのパターンがよく分からなかった頃は、マーキングにもまだ意味があったと思いますが。渡りの詳細がほぼ判明している現在、このようなマーキングは必要なのでしょうか。蝶は捕らえられ、押さえつけられ、マーキングされる間に、大きなストレスがかかるばかりでなく、このようにひどく傷つくこともあります。マーキングは飛翔に何らかの影響を与えずにはおかないと考えます。アサギマダラにはまだ数百キロの旅路があります。そろそろマーキング行為からからアサギマダラを解放してやってはどうでしょうか。

カラタチにはナミアゲハの幼虫が止まっています。この時期に蛹化する幼虫は、寄生バエや寄生蜂から逃れる確率が高くなります。

カラタチで蛹化したナミアゲハの蛹ですが...色と、腹部のふくれ具合からして、どうも寄生虫にやられているような気がします。

ホトトギスには、ホシホウジャクが忙しく吸蜜していました。

ツマグロヒョウモン♀です。ホウキモロコシの葉に止まっていました。

四季彩の庭では、クロコノマチョウの幼虫を見ることができました。

終齢幼虫です。キティちゃん顔です。

によ~んと伸びると、ずいぶん体長があることが分かります。

これが最もキティちゃんに似た顔ですが、ちょっとピンぼけになりました。
2019.10.22.撮影
2019.10.22.記述



0 件のコメント:

コメントを投稿

クモを操るウジ虫(クモヒメバチ)

公園のゴミグモを観察していると、奇妙なものに気づきました。腹部にウジ虫のような幼虫がいます。どうやらクモの腹部に寄生しているようです。それで調べてみると、クモヒメバチの一種であることがわかりました。繭を作る時期になると、クモの脳を操って、繭を格納する特殊な巣を作らせるそうです。こ...