2019年10月28日月曜日

観察記録:植物園のきのこ展:その他

植物園のきのこ展に行ってきました。きのこファンで会場は大にぎわい。きのこグッズも多数販売されていました。午後1時半よりきのこ観察会に参加。その後少し園内を散策しました。印象に残ったものを少し。

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カラカサタケです。大きく開きます。かの牧野富太郎が、このきのこを手に持って踊っている姿が記録されています。 

ヒメワカフサタケの仲間です。はっきりとは見えませんが、フェアリーサークルを作っているきのこです。動物の糞尿や骸跡に発生するアンモニア菌の一種で、米国ではこのきのこを頼りに殺人事件の解決がなされたとか。

 カワラタケの仲間です。クレスチンという抗がん作用を持つ物質を含んでいて、民間治療薬として服用する人もいるとか。

  ヒラタケ。食用になります。冬に生えて分厚いものをカンタケと呼びます。

 ハナビラタケの仲間でしょうか。

 サンコタケ。 形状が仏具の三鈷に似ていることから。

 チャワンタケの仲間。

続きます。

これは、四季彩りの丘にあった、キバナツノゴマ。究極のひっつき虫です。

ツノの部分は大変固くて鋭く尖っています。真ん中から分かれて種を放出します。

チャノキの花。意外なようですが、椿の仲間です。それで冬に向かう今が花期。

ウメバチソウです。京都府では絶滅危惧種。

先日掲載したムラサキです。こちらは絶滅寸前種。

フジカンゾウです。大きめのヌスビトハギのようです。

サンインヒキオコシ。シソ科の植物です。秋遅くに、アキチョウジなどこれら紫色のシソ科の植物が咲くのを多く目にします。

ツワブキです。私の田舎ではこの厚い葉を摘んで囲炉裏であぶり、体の凝りを取りました。温湿布の元祖です。

これはヒトヨタケの仲間。朽ち木の小口に、下の写真のように大群落を作っていました。

2019.10.27.撮影
2019.10.27.記述



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