2020年5月24日日曜日

ウキヤガラ

久しぶりに桂川を南下してみました。季節はすっかり初夏になっていて、コロナ、コロナと言っているうちに、季節が足早に過ぎ去ろうとしています。桂大橋の傍にウキヤガラの群生がありました。花を付けています。昨年の秋に大きな株がなぜか枯れてしまったので心配していたのですが、そこには新たに小さな株が生えていました。昨年の生き残りでしょう。昨年は花を付けなかったと記憶していますが、今年はそこここに、群生が皆開花しています。気候と何か関係があるのでしょうか。

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ウキヤガラの名前は、枯れた茎が水に浮く様が、矢柄が水に浮く様に似ていることから来ているようです。茎の断面は三角形。触ると表皮が滑らかで、角がきちっと立っており、気持ちがいいです。三角はつぶれに強い形ですので、横振れせずに垂直に伸びていきます。京都府レッドデータブック2015では、準絶滅危惧種。


水辺にあって、すがすがしくさわやかな感じがします。


今年は多くの株で開花が見られます。裏年と表年があるのでしょうか。

細く曲がっているのがめしべの柱頭。2つか3つに分かれているようです。下から黄色く覗いているのが、雄しべの葯です。

2020.05.23.撮影
2020.05.23.記述


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