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ツマキチョウは以前紹介しましたが、春先しか現れないシロチョウ科に属するチョウで、モンシロチョウなどとは少し小型です。オスの羽根の先端が鮮やかなオレンジ色でこの名があります。飛んでいてもモンシロチョウと余り見分けがつかないので、見過ごされがちです。孵化して間もなくの幼虫は頭が黒く、脱皮して大きくなるにつれて背中が白っぽい幼虫になります。
これがツマキチョウの幼虫。三齢程度でしょうか。長さは1センチあまり。背中が光って見えます。
体の表面を拡大してみると、体毛の先端に水玉ができていますが、これは以前にキタキチョウの幼虫についてポストしたときにも言及しましたが、パルミチン酸とオレイン酸を含む油滴で、幼虫の天敵であるアリがこれを嫌うそうです。天然の防御システムです。幼虫は花や若い種を食べるそうで、モンシロチョウとはまた勝手が異なります。大事に育てたいと思います。
2020.04.30.撮影
2020.04.30.記述
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