2020年7月30日木曜日

イチモンジカメノコハムシ幼虫

tortoise beetle larvae

長梅雨で外出もままなりません。HDDを探ってイチモンジカメノコハムシの幼虫の生態を撮った写真を紹介します。

最初に見つけたとき(7月2日)はサナギと成虫の様子を、2回目に見たとき(7月5日)は脱皮殻の様子を紹介しました。今回は7月18日に撮影した写真です。背負った脱皮殻は若干おぞましくはありますが、振る舞いなどとてもかわいい幼虫です。

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葉裏に止まった状態です。右側が頭、左側がお尻です。お尻をうんと曲げて脱皮殻で体を隠しています。

上から見たところです。脱皮殻はなにやらエイリアンの抜け殻のようで全然かわいくありません。右が頭。

斜めから見たところです。脱皮殻の上の突起物は脱皮した頭部の抜け殻かと思います。

下が頭、上がお尻。よく似ているので、時々混乱します。

葉表から見たところです。シガシガと葉をかじっています。太くて短い足もかわいいです。


夢中で食べていると、体が曲がってしまい、脱皮殻がずれて体が丸見えになってしまいます。

丸見え状態の幼虫です。背中側には肉角もないので、無防備です。やはり脱皮殻は体を守るための必需品と見えます。

脱皮殻の内側にも歴代の抜け殻の痕跡が大きさの順に並んでいます。

足は結構太いです。後ろ足はよく見えませんでした。どうも前足6本で体を支えているようです。

やはり後ろ足は見えません。ひょっとしたら、脱皮殻を支えるために使っているのでしょうか。究明は今後の課題です。それと、糞を長くつきだしていますが、これを背中に乗せるのでしょうか。撮影時はこれに気づかずに観察できませんでした。脱皮殻は、英語では fecal shieldsと記述がありますので、文字通りには「糞楯」ということになります。

近くの葉の上では交尾中のペアがいました。子孫をたくさん残しますように。

2020.07.18.撮影
2020.07.29.記述



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