2023年7月14日金曜日

大失敗

保全花壇の側に個人で借りている花壇があり、そこに「巨大輪」と銘打ったヒマワリを育てています。4月の初旬に種を蒔き、順調に育って、大きなものは2mをゆうに超え、散歩する人たちからも「立派ですね」と声をかけられるまでになりました。ところが、昨日見回ったところ、そのうちのナンバー3(3番目に背の高いヒマワリ)が根元からぽっきり折れています。一体どうしたのだろうと折れ口を見ると、どうやら成長初期に支柱とつないでいた麻ひもが茎に食い込んで成長を阻害し、その部分が脆弱になって折れたようです。う~ん残念!途中から接ぎ木するわけにも行かないので、今日刻んで緑肥にしておきました。

その過程で、日頃は見ることのできない花と茎の断面の写真を撮ったのでポストしておきます。

未熟な集合果の断面です。ヒマワリはキク科の植物です。菊か植物の集合果は見慣れているのですが、この数に圧倒されます。これが皆実り、来年花を咲かせたら、ここら一帯ヒマワリ畑、ですね。



これが折れた部分の断面です。地上から約20cmの場所。中央の髄が小さく、周囲の組織は木を思わせるほど堅いです。しかし、もろいようです。昨日は激しい降雨があったので、雨が抑える力で折れたようです。

2m付近の茎の断面です。髄の部分が多いです。果実が重く実ると、この部分がしなって曲がり、重さを受け止めます。

これは1m20cm当たりの茎の断面。髄は少なめで固い皮の部分が多く、上部をしっかり支えます。最も高いところに咲く花は2m30cmほどのところで、1m50cm程度より高くなると支柱で支えることができません。倒れないように祈るばかりです。

花壇周りに咲くコスモスにキイロテントウが多数見受けられました。キイロテントウはうどんこ病菌などの菌類を食べます。ということは...コスモスの葉にうどんこ病が...?!


Photos 2023-07-13

0 件のコメント:

コメントを投稿

池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...