2023年9月17日日曜日

河川敷にて:キイロハバチなど

9月というのにいまだに炎暑が続いています。ぼやいても仕方ないので、カメラ片手に観察に出かけました。水辺のセンニンソウもぼちぼち花期が終わり、花びらを散らしていますが、種子ができそうなものは少ないです。そのセンニンソウの傍のカラムシに蛍のような昆虫が止まっていたので、写真を撮ったところ、センニンソウを食草とするキイロハバチ出あることがわかりました。そのように見れば、見慣れたルリチュウレンジと大きさも形も翅の模様もそっくりです。胸が赤いところが違いでしょうか。

センニンソウは全草有毒で、皮膚に触れると発疱を起こす成分が含まれており、漢方薬に津川ることがありますが、あまりにも毒性が強力で、なかなか扱いにくい草のようです。かつて「ぼっとん便所」が一般的だった頃は、便所にウジ虫がわくのを防ぐ防虫剤として入れたり、谷川で毒を流して魚を捕る魚毒漁に使われたりしたと言うことです。

そのセンニンソウを食草とする昆虫がいることは、驚きです。一体どのような解毒システムを持っているのでしょうか。




2023-09-25


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