これらの昆虫の名前が若干気になります。上記のタマムシでは「チビ」という部分。これが蔑称に当たるのかどうか。よく言及される「放送禁止用語一覧」は自主規制のためのリスト。特定の属性を持つ人々をおとしめるような表現であれば問題ですが、「チビ」の場合は使われる文脈によると思われます。昔懐かしい『ちび黒サンボ』は問題外としても、愛情を込めて「おチビちゃん」と近所の子を呼んだら、これは差別か?「この鉛筆、エライ、チビてるなあ」もダメなのか、と言うことになります。
差別的な表現を撤廃するということで、日本魚類学会は2007年に標準和名を変更しました。米昆虫学会は、「民族や人種に言及する名称や不安をかき立てる名称を禁止するとともに、特に侵襲外来種については特定の地域に言及する名称を非推奨とした。」とのこと。これによって、オオスズメバチの名称は、asian giant hornet から、northern giant hornet に変更されました。日本の昆虫の世界では、メクラカメムシやメクラアブという名称が、それぞれカスミカメムシとキンメアブに変更されたということです。日本の昆虫学会は、それ以外の昆虫の名前の変更には消極的なようですが、さて、今後どうなりますやら。
交尾個体が見つかりました。
2024-05-06
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