2019年11月7日木曜日

観察記録:小さな庭で:雑草と呼ばれて

昨日に続いて、小さな庭の草花です。雑草と呼ばれて引き抜かれる草にも美しいものが多く、特に秋は実りの季節で、実や種が美しく色づくもの、葉がミニ紅葉あるいはプチ紅葉となるものなどがあり、よく観察していると結構新しい発見があります。

*****
これはコミカンソウ。調べると、コミカンソウ科コミカンソウ属ということで、他に余り見ない実の付け方をする植物です。一見クサネムの小型版のようで、マメ科の植物に似ているのですが、実を見れば違いが分かります。秋に赤く色づきます。葉もほんのり紅葉します。また、マメ科の植物のように就眠活動はしません。

極小の花もまだ咲いていました。これもマメ科のものとは大きく異なります。半透明な花びらに赤い筋、黄色のおしべはなかなかお洒落です。

赤く鈴なりになる実は、結構目立ちます。秋の花壇の小さなアクセントです。

オニタビラコだと思います。本来春の花ですが、秋にもかなり咲きます。タンポポと比べると小さいですが、綿毛で種を飛ばします。

以前引っこ抜かれたものをレスキューしたハゼランです。畑の強雑草と言われますが、繁茂を制御しやすく、実も花もこの時期とても可愛らしいです。
2019.11.04.撮影
2019.11.04.記述


0 件のコメント:

コメントを投稿

イヌコリヤナギ

年初に広沢池で一枝手折ってきたイヌコリヤナギが開花しました。小さくて、ネコヤナギほどは猫っ毛がありませんが、かわいらしい小さな花です。折から今夜は全国的に寒波の襲来で降雪や凍結が予報されています。暖房の効いた部屋の中だけは、一足早く早春の装いです。 ネコヤナギとはしべの色や形も微...