2020年10月21日水曜日

近所の秋の虫達

 先日キツネノタイマツを確認した場所で出会った虫達のメモです。

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ナミテントウがアブラムシを食べていました。ナミテントウは成虫で越冬します。この個体が冬を越えて春まで命をつなぐとしたら、あと半年生き抜かねばなりません。小さな虫の大きな試練です。

茎の上部にいるのは同じくアブラムシの天敵、ヒラタアブ(おそらく)の幼虫です。


ヨモギの葉を巣にしているのは、ヒメアカタテハの幼虫です。昨年卵から成虫になるまで育てました。サナギが金色に輝いて素晴らしかったです。

ヤマトシリアゲの雌です。ベッコウ色が日焼け(?)して赤銅色になってきています。

これはナガコガネグモの卵嚢。

ヤマトシジミです。夕方になると気温が下がって体が動かず、朝までこのまま止まっています。

自宅付近ではいつの間にか多数のツマグロヒョウモンの幼虫が育っていました。毒々しい色をしていますが、全く害はありません。もっとも、スミレを大切にしている方には、天敵ですが。


干上がった用水路の中にはツマグロヒョウモンの骸とその体から出てきた、おそらく寄生バエの幼虫が見えます。厳しいですが、現実です。昨年は約40匹のツマグロヒョウモンの幼虫を育てましたが、羽化したのは約1/3にとどまりました。

2020.10.18.撮影
2020.10.18.記述






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