2025年2月5日水曜日

池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。


ヒクイナです。

タシギです。
クイナです。

晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思ったら、ハヤブサの登場でした。短時間ですが、良い鳥見になりました。

2025-02-05

2025年2月4日火曜日

川岸で(再び):冬樹を楽しむ

国交省の関係者と先日の道を確認しました。今日は気温は低いですが、快晴です。

先般確認したモズのはやにえはなくなっていました。早々に召し上がったようです。

ネコヤナギの一部がすでに開花し始めています。雄花でしょうか。

道路脇の細い木の芽生え、葉痕で桑と同定しました。

昨年異常なほど繁茂した、ネナシカズラ。在来種です。

メハジキの冬の姿。

ママコノシリヌグイです。赤茶色に枯れています。

こちらはクズの果実。毛だらけのサヤ、薄く小さな種子。あの旺盛な繁殖力はどこに隠れているのでしょうか。

2025-02-04撮影

2025年2月3日月曜日

川岸で

 本日2月3日は立春。寒さも少しはましになるかと思いきや、今週は今冬一番の寒波が襲来するとか。4日に国交省との、河川工事の取り付け道路の希少種の確認があるので、下見のために河川敷を歩きました。

川岸のネムノキにモズがはやにえを残していました。ジグモのようです。これまでいろいろなはやにえを見てきましたが、ジグモは初めてです。今年は河川敷の工事が多いせいか、はやにえの数もそれほど多くありません。

川辺の柳の木にはオオミノガの蓑がいくつかぶら下がっていました。一昨年は対岸のアカメガシワに100匹あまりの幼虫を見ましたが、すべて伐採されて、その後ほとんど姿を見ていませんでしたが、この数個体が命をつないでくれることを願います。

対岸の柳の木にはノスリの姿が。他の猛禽類に比べて柔和な顔つきをしています。

2025-02-02撮影




2025年1月9日木曜日

イヌコリヤナギ

年初に広沢池で一枝手折ってきたイヌコリヤナギが開花しました。小さくて、ネコヤナギほどは猫っ毛がありませんが、かわいらしい小さな花です。折から今夜は全国的に寒波の襲来で降雪や凍結が予報されています。暖房の効いた部屋の中だけは、一足早く早春の装いです。

ネコヤナギとはしべの色や形も微妙に異なりますが、雌木と思われます。




2024-01-09




2025年1月8日水曜日

川沿いを歩く

昨年の11月から会のブログの投稿が忙しくて、こちらにはほとんど投稿できていませんでした。年が改まり、ちょっと反省。週末11日に予定されている例会の下見に出かけましたので、そのメモです。写真をアップロードしたら、ランダムに配置されました。並べ替えるのも邪魔くさいので、このままコメントを付けておきます。

川沿いのオニグルミの枯れ木にはエノキタケと思われるキノコが。スーパーで売っているのは促成栽培されたもので、本来はこのような色と形で出ます。


クズの葉痕は眠たげな顔。いろいろと悪さをする割には可愛げあり。

こちらは在来種のネナシカズラ。昨年は発生がとても多かった。宿主(アカメガシワか?)の樹皮についた寄生根の痕跡が痛々しい。

これはおそらくタヌキの「溜め糞」。銀杏の実がどっさり。くる度ごとに増えています。

別なアングルから。

河原で日光浴をするトビ。なぜか憎めない顔をしています。

水際で盛んに餌をあさるセグロセキレイ。小魚も食べます。

センダンの実を食べに来たヒヨドリ。

これが問題。河畔の竹林の竹にタイワンタケクマバチの営巣穴がたくさん空いていたので、割ってみたら、この様子。この節だけで4匹の成虫が春を待っています。この小さな竹林だけでおそらく数百匹が眠っているでしょう。

そんなことも知らず、川中ではホシハジロとキンクロハジロが。

弱った柳に生えている平茸。

こちらはキクイムシの作った迷路。ナスカの地上絵に似ていないこともないような。

水辺にはオオカマキリの卵鞘が。

2025-01-08

2024年11月30日土曜日

渡月橋から:植物観察

インバウンドで国籍不明になった嵐山。行き交う人の90%以上は日本国籍ではなさそう。竹の小径は早朝から観光客でごった返して、自転車も通れません。風景をゆっくり楽しむような、ゆったりした風情や情緒は消し飛んでいます。ああ、コロナの頃が懐かしい。

フユザンショウです。通常のサンショウと同じくらい香りが良いのですが、実の付きがあまり良くなく、何よりも全身ごつい棘だらけ。

こちらムラサキシキブ。寺院の庭によく植えてある、実の付きのきわめて良いものは、コムラサキ。

毎年、今日剪定されながらも、けなげに実を付けているサネカズラ。

葉がビロードのような、ヤブムラサキ。

ビワの花が咲き始めていました。ハナアブが早速訪花。蜜源植物の少ないこの時期にありがたいです。

アラカシは今年も、豊作。夏の暑さも何のその。

幹の高いところに結実したテイカカズラの実。これはトイレの側にあるので、カメラを構えるときには気を遣います。

帰り道、センダンの実が鈴なりです。この木も暑さとは無縁の植物のようです。

最近めっきり減ったセンニンソウ。仙人になってます。

ウラジロウツギ(?)の果実です。春5月にはセダカコガシラアブの訪花で楽しめます。

おそらくヨツバムグラ。

スズシロソウのロゼット。

こちらカテンソウ。

花と実が両方同時に見られる、イズセンリョウ。

粉のような種子を蒔く、カラムシ。

イヌガヤ(?)でしょうか。

フユザンショウの幹にクロアゲハのサナギが。よく見るとすでに命がないようです。残念。

ツタ(ナツヅタ)。成長過程でいろいろな形の葉を見せてくれます。

2024.11.20

池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...