2025年1月9日木曜日

イヌコリヤナギ

年初に広沢池で一枝手折ってきたイヌコリヤナギが開花しました。小さくて、ネコヤナギほどは猫っ毛がありませんが、かわいらしい小さな花です。折から今夜は全国的に寒波の襲来で降雪や凍結が予報されています。暖房の効いた部屋の中だけは、一足早く早春の装いです。

ネコヤナギとはしべの色や形も微妙に異なりますが、雌木と思われます。




2024-01-09




2025年1月8日水曜日

川沿いを歩く

昨年の11月から会のブログの投稿が忙しくて、こちらにはほとんど投稿できていませんでした。年が改まり、ちょっと反省。週末11日に予定されている例会の下見に出かけましたので、そのメモです。写真をアップロードしたら、ランダムに配置されました。並べ替えるのも邪魔くさいので、このままコメントを付けておきます。

川沿いのオニグルミの枯れ木にはエノキタケと思われるキノコが。スーパーで売っているのは促成栽培されたもので、本来はこのような色と形で出ます。


クズの葉痕は眠たげな顔。いろいろと悪さをする割には可愛げあり。

こちらは在来種のネナシカズラ。昨年は発生がとても多かった。宿主(アカメガシワか?)の樹皮についた寄生根の痕跡が痛々しい。

これはおそらくタヌキの「溜め糞」。銀杏の実がどっさり。くる度ごとに増えています。

別なアングルから。

河原で日光浴をするトビ。なぜか憎めない顔をしています。

水際で盛んに餌をあさるセグロセキレイ。小魚も食べます。

センダンの実を食べに来たヒヨドリ。

これが問題。河畔の竹林の竹にタイワンタケクマバチの営巣穴がたくさん空いていたので、割ってみたら、この様子。この節だけで4匹の成虫が春を待っています。この小さな竹林だけでおそらく数百匹が眠っているでしょう。

そんなことも知らず、川中ではホシハジロとキンクロハジロが。

弱った柳に生えている平茸。

こちらはキクイムシの作った迷路。ナスカの地上絵に似ていないこともないような。

水辺にはオオカマキリの卵鞘が。

2025-01-08

2024年11月30日土曜日

渡月橋から:植物観察

インバウンドで国籍不明になった嵐山。行き交う人の90%以上は日本国籍ではなさそう。竹の小径は早朝から観光客でごった返して、自転車も通れません。風景をゆっくり楽しむような、ゆったりした風情や情緒は消し飛んでいます。ああ、コロナの頃が懐かしい。

フユザンショウです。通常のサンショウと同じくらい香りが良いのですが、実の付きがあまり良くなく、何よりも全身ごつい棘だらけ。

こちらムラサキシキブ。寺院の庭によく植えてある、実の付きのきわめて良いものは、コムラサキ。

毎年、今日剪定されながらも、けなげに実を付けているサネカズラ。

葉がビロードのような、ヤブムラサキ。

ビワの花が咲き始めていました。ハナアブが早速訪花。蜜源植物の少ないこの時期にありがたいです。

アラカシは今年も、豊作。夏の暑さも何のその。

幹の高いところに結実したテイカカズラの実。これはトイレの側にあるので、カメラを構えるときには気を遣います。

帰り道、センダンの実が鈴なりです。この木も暑さとは無縁の植物のようです。

最近めっきり減ったセンニンソウ。仙人になってます。

ウラジロウツギ(?)の果実です。春5月にはセダカコガシラアブの訪花で楽しめます。

おそらくヨツバムグラ。

スズシロソウのロゼット。

こちらカテンソウ。

花と実が両方同時に見られる、イズセンリョウ。

粉のような種子を蒔く、カラムシ。

イヌガヤ(?)でしょうか。

フユザンショウの幹にクロアゲハのサナギが。よく見るとすでに命がないようです。残念。

ツタ(ナツヅタ)。成長過程でいろいろな形の葉を見せてくれます。

2024.11.20

2024年11月27日水曜日

東公園:いきもの観察

今年の秋の公園生け垣の剪定は、不思議なことに側面のみを剪定し、上面は剪定なしでした。このままだと来春の芽吹き以降シュートが伸びて、春の剪定が大変になると思われますが、自然観察には、生き物の生育環境がある程度保全されて、いい加減な剪定はありがたいです。

アラカシの葉陰にオオカマキリの卵鞘がありました。大きさは通常の半分ほど。大急ぎで産んだか、他所で産んだ残り物か。

エノキの葉にヒメクダマキモドキがひっそりと佇んでいます。翅をかなり痛めています。終齢幼虫から脱皮する際に痛めたように見えます。よくここまで生き抜きました。

タナグモの巣の裏側を這い回るクモヒメバチの仲間です。先般ゴミグモに寄生していた幼虫の親かもしれません。クモヒメバチの研究では日本が世界をリードしていて、神戸大学の高須賀圭三氏の著作や論文が面白いです。



アラカシの葉表にはコカマキリがいました。身重の雌のようです。

カマキリの眼はどこから見ても、黒い瞳がこちらを睨んでいて、気味が悪いと言う人もいますが、これは偽瞳孔といって、その部分の複眼の奥が見えているため。でも、不思議ですね。

2024.11.20

2024年11月13日水曜日

クモを操るウジ虫(クモヒメバチ)

公園のゴミグモを観察していると、奇妙なものに気づきました。腹部にウジ虫のような幼虫がいます。どうやらクモの腹部に寄生しているようです。それで調べてみると、クモヒメバチの一種であることがわかりました。繭を作る時期になると、クモの脳を操って、繭を格納する特殊な巣を作らせるそうです。このまましばらく様子を見て、どのような巣を作らせるのか観察してみようと思います。

While observing a trash spider in a park, I noticed something odd. There is a maggot-like larva on its abdomen. It seems to be a parasite. So I checked it on the Net and found that it was a type of spider wasp. When it is time to make a cocoon, the maggot manipulates the spider's brain to create a special web that stores the cocoon. I will keep an eye on them for a while and observe what kind of nest they make them build.




2024.11.13










2024年11月7日木曜日

半年ぶりの投稿:嵐山亀山公園

関わっている自然保護団体の仕事が忙しくて、こちらのブログへの投稿がままなりません。周辺の自然観察はほぼ毎日行っているのですが。記録すればメモになって、後日役に立つことは知っているのですが...。

近くの公園に野鳥を求めて出かけました。コゲラです。ペアで行動していました。翼あり益が、エナガとの混群です。

ツブラジイの殻斗がいい具合に開いています。

ジョウビタキ(♂)です。テリトリーを守っているので撮影しやすいのですが、まだ警戒心が強い。

枝でさえずるヒヨドリです。

お立ち台のセグロセキレイ。

メジロにヒサカキは、Just my sizeですね。


柿の実をついばむエナガの群れ。

メジロとヒサカキ、何枚か。



2024.11.07

イヌコリヤナギ

年初に広沢池で一枝手折ってきたイヌコリヤナギが開花しました。小さくて、ネコヤナギほどは猫っ毛がありませんが、かわいらしい小さな花です。折から今夜は全国的に寒波の襲来で降雪や凍結が予報されています。暖房の効いた部屋の中だけは、一足早く早春の装いです。 ネコヤナギとはしべの色や形も微...