2025年7月26日土曜日

府立植物園

炎暑の中、用事があったので植物園へ。ついでに昆虫などを観察しました。あまり期待はしていなかったのですが、色々と興味深いものがありました。

アズチグモです。待ち伏せ型のクモ。


ノシメトンボかと思ったのですが、調べるとマユタテアカネの、翅の先端に斑がある、「翅端斑型」のメスのようです。


軸がとても太いので、迷いますが、ヤナギマツタケ。元祖松茸並みの太さです。


これはめっけもの。ヤママユガの繭です。秋口に羽化すると思います。貴重品。


今日は昆虫酒場を2箇所発見しました。双方ともにカナブンが多いです。


本日のメインゲスト、ミカドテントウ。イチイガシの葉裏を好みます。全身真っ黒でどこが頭かお尻か分からない。


本日多数見かけたムラサキツバメ。幼虫が育っていた木のひこばえが全て切られて、卵を産む当てなくさまよっていたのかもしれません。

2025-07-26

2025年7月25日金曜日

夜の散策

 約半年ぶりの投稿です。もう一つのブログのメンテが忙しくて、なかなかこちらに手が回りませんでしたが、日記代わりに記録を残すようにしたいと思います。

激しい夕立があり、湿度は上がりましたが、気温が下がって若干しのぎやすくなりました。夕涼みがてらの散策です。モンシロチョウが休んでいます。



蝉の羽化は今がピークのようです。毎日かなりの数の羽化を見ますが、圧倒的に多いのがクマゼミ。私が京都に来た50年ほど前にはレアものだったのが、今ではニイニイゼミやアブラゼミの方がレアです。


フェンスにいエビガラスズメの大きな幼虫を見ました。何度か育ててみましたが、終齢に近くなると食べる食草の量が半端ではありません。昼顔を食べるのですが、薄い葉と細い茎では大量に与えてもあっという間に平らげてしまいます。


ベニスジヒメシャクのようです。小さいけれども繊細な模様を持つ、美しい蛾です。

2025-07-25

2025年2月5日水曜日

池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。


ヒクイナです。

タシギです。
クイナです。

晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思ったら、ハヤブサの登場でした。短時間ですが、良い鳥見になりました。

2025-02-05

2025年2月4日火曜日

川岸で(再び):冬樹を楽しむ

国交省の関係者と先日の道を確認しました。今日は気温は低いですが、快晴です。

先般確認したモズのはやにえはなくなっていました。早々に召し上がったようです。

ネコヤナギの一部がすでに開花し始めています。雄花でしょうか。

道路脇の細い木の芽生え、葉痕で桑と同定しました。

昨年異常なほど繁茂した、ネナシカズラ。在来種です。

メハジキの冬の姿。

ママコノシリヌグイです。赤茶色に枯れています。

こちらはクズの果実。毛だらけのサヤ、薄く小さな種子。あの旺盛な繁殖力はどこに隠れているのでしょうか。

2025-02-04撮影

2025年2月3日月曜日

川岸で

 本日2月3日は立春。寒さも少しはましになるかと思いきや、今週は今冬一番の寒波が襲来するとか。4日に国交省との、河川工事の取り付け道路の希少種の確認があるので、下見のために河川敷を歩きました。

川岸のネムノキにモズがはやにえを残していました。ジグモのようです。これまでいろいろなはやにえを見てきましたが、ジグモは初めてです。今年は河川敷の工事が多いせいか、はやにえの数もそれほど多くありません。

川辺の柳の木にはオオミノガの蓑がいくつかぶら下がっていました。一昨年は対岸のアカメガシワに100匹あまりの幼虫を見ましたが、すべて伐採されて、その後ほとんど姿を見ていませんでしたが、この数個体が命をつないでくれることを願います。

対岸の柳の木にはノスリの姿が。他の猛禽類に比べて柔和な顔つきをしています。

2025-02-02撮影




2025年1月9日木曜日

イヌコリヤナギ

年初に広沢池で一枝手折ってきたイヌコリヤナギが開花しました。小さくて、ネコヤナギほどは猫っ毛がありませんが、かわいらしい小さな花です。折から今夜は全国的に寒波の襲来で降雪や凍結が予報されています。暖房の効いた部屋の中だけは、一足早く早春の装いです。

ネコヤナギとはしべの色や形も微妙に異なりますが、雌木と思われます。




2024-01-09




2025年1月8日水曜日

川沿いを歩く

昨年の11月から会のブログの投稿が忙しくて、こちらにはほとんど投稿できていませんでした。年が改まり、ちょっと反省。週末11日に予定されている例会の下見に出かけましたので、そのメモです。写真をアップロードしたら、ランダムに配置されました。並べ替えるのも邪魔くさいので、このままコメントを付けておきます。

川沿いのオニグルミの枯れ木にはエノキタケと思われるキノコが。スーパーで売っているのは促成栽培されたもので、本来はこのような色と形で出ます。


クズの葉痕は眠たげな顔。いろいろと悪さをする割には可愛げあり。

こちらは在来種のネナシカズラ。昨年は発生がとても多かった。宿主(アカメガシワか?)の樹皮についた寄生根の痕跡が痛々しい。

これはおそらくタヌキの「溜め糞」。銀杏の実がどっさり。くる度ごとに増えています。

別なアングルから。

河原で日光浴をするトビ。なぜか憎めない顔をしています。

水際で盛んに餌をあさるセグロセキレイ。小魚も食べます。

センダンの実を食べに来たヒヨドリ。

これが問題。河畔の竹林の竹にタイワンタケクマバチの営巣穴がたくさん空いていたので、割ってみたら、この様子。この節だけで4匹の成虫が春を待っています。この小さな竹林だけでおそらく数百匹が眠っているでしょう。

そんなことも知らず、川中ではホシハジロとキンクロハジロが。

弱った柳に生えている平茸。

こちらはキクイムシの作った迷路。ナスカの地上絵に似ていないこともないような。

水辺にはオオカマキリの卵鞘が。

2025-01-08

府立植物園

炎暑の中、用事があったので植物園へ。ついでに昆虫などを観察しました。あまり期待はしていなかったのですが、色々と興味深いものがありました。 アズチグモです。待ち伏せ型のクモ。 ノシメトンボかと思ったのですが、調べるとマユタテアカネの、翅の先端に斑がある、「翅端斑型」のメスのようです...